コワ〜い保険の話

コワ~い保険の話 (宝島SUGOI文庫)

コワ~い保険の話 (宝島SUGOI文庫)

書店で見かけたので購入。


読んだ感想だが
「約款は良く読め」
ごく当たり前のことなのだが、周知のとおり保険の約款は字が細かくて文章が多くとても素人が抵抗なく読めるような代物ではない。
そこで本書のような、要注意ポイントを教えてくれる本は一読の価値があると思う。


特に、今後伸びていくと思われる医療保険については、病気の内容によって保険金が出ない場合が多々あるので、契約の際には他の保険に増して約款を熟読する必要がある。
個人的には、医療保険に入るくらいなら、貯金・少しの運動・ストレスから出来るだけ逃げる・仕事を自分の力以上に頑張りすぎないを心がけた方がよっぽど良いと思う。自分の経験でも、保険金を貰うためにはいろいろな書類を書いたり診断書を取ったりと面倒な事が多いのだ。そして、これが一番重要なのだが、保険金は治療を受けた後でなければ貰えない。つまり、手持ちの現金がなければ病院に掛かることすら出来ない。貯金を推奨する所以である。


不動産をお持ちの方は、火災保険の補償額が時価になってないか確認した方がよい。その場合は全焼した家が建て替えられるだけの費用が出ないのだ。出来たら火災保険ではなく住宅総合保険に加入し、さらに地震保険家財保険の加入を検討すべきだと思う。


何となく保険に入っている人は、この本を読めば意識改革のきっかけになると思います。


改めて。
「約款は良く読め。それが面倒なら保険に加入などせず貯金しろ。」