コワ〜い土地の話

改訂新版 コワ?い土地の話 (宝島SUGOI文庫)

改訂新版 コワ?い土地の話 (宝島SUGOI文庫)

コワ〜いシリーズ?第3弾。


題名に「コワ〜い」と入っているが、今までの2冊に比べると煽るような記述は少なめ。
様々なケーススタディを元に、陥りやすいトラブルを解説してくれる。


しかし、法律上家を建てられない土地っていっぱいあるんだね…不動産屋もピンキリだから、こういった本を読んで最低限の基礎知識を身につけることは大切だと思う。


「コワ〜い不動産の話」の時にも苦言を呈した建築条件付売地の件だが、単に土地の利益+建物の利益をまとめて得られるから増えてきたのかと思ったら、仲介業者が手数料を嵩上げするための手段だったとは…詳しくは本書を読んで欲しい。土地付きの一戸建てを新たに買える身分ではないから他人事にすぎないのだが、ホント、法律で禁止して欲しいわ。


それから
「高い土地が良い土地とは限らないが、安い土地は必ず安い理由がある」
後から追加の出費が発生したり、建築が制限されたり、過去に殺人事件があったり…


一戸建てが欲しい人なら「コワ〜い不動産の話」と併せて読むことをお薦めします。
マンション購入を希望する人には、こちらの本は全く役に立ちませんのであしからず(マンションを"建てる"のならその限りではないが)。マンションを欲しいと思っている人は「コワ〜い不動産の話」を読んで考え直すことをお薦めします。