JWings5の憂鬱 T-4編

MAS Jwings Allschemes(オールスキームズ) -JASDF collection-
http://www.algernonproduct.co.jp/pro_mas_as.htm


JWings5のF-2やT-4のリペイントバージョンなのだが、懲りずにBOXで購入済みである。こちらのT-4を組む前に、予習がてらにJWings5のT-4を組んでみることにした。


男と女の間には深くて暗い溝がある…?

JWings5のT-4の問題点その1。インテーク部分が清々しいほどに合わない。JWings5になってから、総じてパーツの合いが悪くなったのだが、中の人が変わってしまったのだろうか。


ばらしてみる。

青丸の部分を中心として、パーツの合いに悪影響を及ぼしそうな所をごりごり削る。赤丸で囲った突起部分は、ペンチのような物で矢印方向に少し曲げてやると良いようである。


作業後。だいぶ合いが良くなった。


JWings5のT-4の問題点その2。この手の箱玩は、大抵複数買いするのだが、個体によってピトー管の長さが違う。

調べたところ、長い方(右側)が正しいようである。が、自分の手元にある製品は、短くなってしまっている個体の方が多い。最初は長い方が欠陥品かと思ったくらいである。



長い方は矢印の所から一段細くなっている。実機がそうなっているのでそれを再現しようとしたのだろうが、どうやら工場での制作中にそこから折れてしまい、短くなったまま先端の銀色を塗ってしまっているようだ。


自分は、箱玩や食玩に細いピトー管やアンテナを付けるのには反対である。安い賃金でこき使われている中国の労働者に、繊細なパーツを丁寧に扱えと要求することに無理がある。ユーザーにとっては、細いけど折れたり曲がったりしているピトー管より、多少太くてもちゃんと真っ直ぐなピトー管の方が嬉しいに決まっている。そもそも、折れたり曲がったりしている製品は不良品ではないか。
細いピトー管が欲しければ、そんなのはユーザーが勝手にやる。しかし、折れたり曲がったりしていたら、ユーザーは自己の意志で「勝手にやる」ではなく「やらざるを得なく」なるのだ。


機首をばらしてみる。

胴体左側パーツに最初から一体化している。ピトー管を自作して取り付けるにしても、ここに右側パーツ同様の溝を彫ってやらねばならない。左右とも溝が彫ってあり、そこに別パーツのピトー管を付けるようにしてあれば、パーツ破損の問題が起こらなかったのでは無かろうか。


そんなこんなでJWings5のT-4は一時保留。オールスキームズに収録されているT-4は5機。どうか品質が向上していれば良いのだが…開封するのがちょっと恐ろしい。