motoGP第6戦 オランダGP

録画を本日視聴。



第6戦オランダGPの舞台となるアッセンサーキットは、1925年に二輪レースが開催されて以来の歴史と伝統を誇っている。
この度コース改修がバックストレートエンドと右高速コーナーの2箇所で実施されたが、どちらもコーナーのRが緩くなる→ハイスピード化される方向の改修である。近年のコース改修はスピードを抑制する傾向が多かったため、今回アッセンに施された改修は興味深い。
イタリアGPで負傷したロッシ選手は、8月のチェコGPでの復帰に向けて鋭意リハビリ中とか。リハビリが順調に進むことを祈りたい。


motoGP
予選はまたヤマハのロレンソ選手がポールポジション。2位にホンダサテライトのドプニエ選手、3位はドゥカティストーナー選手。前戦で初表彰台を獲得したスピーズ選手は4位。ホンダワークスのペドロサ選手は7位に沈む。
前戦で負傷した青山選手の代役で出場したHRC開発ライダーの秋吉選手は、トップと3.683秒差の15位。14位とも1.619秒もの差があり、レベルの隔絶を感じさせる。


ロレンソ選手がホールショットを決め、スピーズ選手とロケットスタートを決めたペドロサ選手が続く。ロレンソ選手がリードを築くが、ペドロサ選手とストーナー選手が相次いでスピーズ選手を抜き去り追撃態勢に入る。


リアにハードタイヤを選択したロレンソ選手を、序盤〜中盤にアドバンテージがあるミディアムタイヤを選択したペドロサ選手とストーナー選手が追い上げるが抜くには至らず。むしろ中盤〜終盤にかけてハードタイヤを温存していたロレンソ選手が後続を突き放す。


結果、ロレンソ選手は6戦中4戦目となる優勝を遂げる。ペドロサ選手は2位、ストーナー選手は今季初の表彰台3位獲得。4位にはスピーズ選手が入った。


秋吉選手は出走15台中15位。しかし完走したのはさすが。「実戦は最高のテスト」なのだから、ホンダのマシンRC212Vの開発に大きく寄与するだろう。


・moto2
富沢選手は予選3位の好位置。高橋選手は12位。
レースではスタートで5位まで順位が落ち、そのままフィニッシュ。高橋選手は予選より順位を2つ上げ10位。


富沢選手については、集団の中で激しく争っていた前戦までと違い、淡々と5位付近を走行していたのが気になる。「このくらいの順位にいつもいるライダー」に成り下がらなければ良いのだが…


・125cc
17歳のマルケス選手が前戦に引き続き優勝。
小山選手は14位。辛いところだ。