モデルアートプロフィール アメリカ海軍 F/A-18スーパーホーネット

発売をものすごく楽しみにしていた本が店頭に並んでいたので購入。
模型作りの資料としての側面が強いので、細部の写真が大変充実している…のだが、その他に、模型作りに直接は関係無いホーネットの成り立ちについても詳しく書かれていたり、模型作りに全く関係無いであろうヘッドアップディスプレイ(HUD)画面の解説について詳しく書かれている。HUDシンボルの解説は、読んでいてもちんぷんかんぷん。どうやら私はライノのパイロットにはなれそうも無い…


武装についても詳しく述べられている。どこのステーションにどんな武装が付けられるか、その武装を付ける際にどんなアダプターが使用されているかが解説されている。少し残念なのは、アダプター類の写真や図解が無かったこと。武装自体の画像は容易に手に入るが、アダプター類となるとgglのイメケンを駆使しなければ手に入れられない。模型作りの資料であり、本自体のお値段もそこそこ高いのだからそこまでして欲しかった。


塗装とマーキングに関しては物足りない感じ。しかし、アメリカ海軍機の塗装とマーキングを詳細に追っていったらそれだけで本が1冊出来てしまうので、無理からぬところか。


作例はトランペッターの1/32、ハセガワの1/48及び1/72について詳しく解説されている。他にレベルの1/72、ドラゴンの1/144も解説有り。イタレリのEA-18G(1/48)は"ちゃんとした"EA-18Gにする為の改造方法が詳しく解説されている。


模型作りの資料としてはもちろん、F/A-18に関する読み物としてもなかなか充実している。F-2の時と違って2,500円(消費税込み)を高いと思わなかったのは、自分がスーパーホーネット大好きだからだろうか。


スーパーホーネット好きな人は当然買い。