motoGP第16戦 オーストラリアGP

チャンピオンシップが前戦で確定し、残りのレースは消化試合と化した。しかし、来年を占う上ではまだまだ目が離せないのも確かである。


ストーナー選手の地元となるオーストラリア。ストーナー選手は2007年から2009年まで3連勝を飾っており、今年もポールポジションを獲得するなど圧倒的な強さを発揮している。


ポールポジションドゥカティワークスのストーナー選手。予選2位に前戦でチャンピオンを獲得したヤマハワークスのロレンソ選手。以下、予選3位にヤマハサテライトのスピーズ選手、予選4位にホンダサテライトのシモンチェリ選手、予選5位にヤマハサテライトのエドワーズ選手、予選6位にドゥカティワークスのヘイデン選手、ロッシ選手は予選8位、来期のシートが危うい青山選手は13位である。


ホールショットはストーナー選手。スピーズ選手が一瞬2位まで上がるが、他のバイクと接触しそうになり6位に後退。2位にロレンソ選手、3位にヘイデン選手となった。


いったん後退したスピーズ選手だが、5周目にヘイデン選手をパスして3位に。7周目には追い上げてきたロッシ選手がヘイデン選手と接触しながらパスし4位に。ヘイデン選手はシモンチェリ選手にも抜かれ6位に落ちてしまう。ロッシ選手は次の8周目にスピーズ選手も抜き去り3位へ浮上。スピーズ選手は6位まで一気に落ちてしまう。


その後しばらく動きがなかったものの、22周目にスピーズ選手がシモンチェリ選手を抜き5位に。25周目にヘイデン選手がロッシ選手をパスしたが、解説曰く「わざと抜かせた」との事。事実、ロッシ選手は最終ラップで接触しながらもヘイデン選手をパスし再び3位に浮上。…しかし、来期はドゥカティワークスでチームメイトとなる2人だが、1レースに2回も接触をするような強引なパスをされて、ヘイデン選手は不愉快なのではなかろうか。ドゥカティワークスの来期が思いやられる。


結果、ぶっちぎりのポールtoウィンでストーナー選手が完勝。2位はロレンソ選手。3位はしぶといロッシ選手が獲得。ヘイデン選手が4位、スピーズ選手が5位、エドワーズ選手は7位。青山選手は13位と残念な結果に終わった。


なお、今回の結果により、スピーズ選手がルーキーオブザイヤーを獲得した。


・moto2
高橋選手は17位に終わった。


・125cc
小山選手は予選8位、決勝7位。シングルフィニッシュを得た。