アルケミスト−夢を旅した少年

アルケミスト 夢を旅した少年 (角川文庫)

アルケミスト 夢を旅した少年 (角川文庫)

羊飼いの少年が夢を見る。夢の中で少年は、見知らぬ子供によってエジプトのピラミッドに連れられ『あなたがここに来れば、隠された宝物を発見できるよ』と告げられる。夢を解釈してくれる老女や、「セイラムの王様」と名乗る老人に導かれ、少年はピラミッドを目指す旅に出る。


ファンタジーですね。タイトル通りアルケミスト錬金術師)も出てきます。


全編を通して繰り返されるのは「前兆」に従うこと。そして「夢」を諦めないこと。物語に漂うファンタジックな雰囲気と相まって、思春期の少年少女が読むのにはとても良い物語になっています。社会に出たばかりでまだ希望に胸をふくらませている新入社員にも良いでしょう。ある程度年を取った人には…う〜ん、もう一捻りがないと物足りないかも。