コワ〜い法律の話

コワ〜い法律の話 (宝島SUGOI文庫)

コワ〜い法律の話 (宝島SUGOI文庫)

以前読んだ「コワ〜い」シリーズは結構ためになったのだが…


東京都で異常な条例が可決された事もあって、一般市民による立法に対する監視をしていかなければならないと思う今日この頃、店頭で見かけて購入。


が、「これは!」と思えるような内容は無し。あえて言うなら、酔っぱらった知人を放置した結果、その知人が死んだ場合に「保護責任者遺棄」という罪状が発生するとは初めて知った。人情として放置は出来ないが、それにしても酔っぱらいってあらゆる意味で害悪ですね。


もう1つは、結婚前のDV、いわゆる「デートDV」がDV法(配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律)の適用外であること。おそらく、デートDVによる被害によって女性が何人か死ななければ法律が改正されることはないんでしょう、この国では。


海外では、シンガポールの法律がマジキチ。なんでもかんでも規制・規制・規制!特に酷いのが「チューイングガム禁止規則」。チューイングガムの販売、輸入、さらに個人の持込も禁止され、発覚した場合は10万シンガポールドル(日本円換算で約620万円…えっ?)以下の罰金か2年以下の禁固もしくは両方の刑。おかしい。
他には、覚醒剤等を持ち込むと死刑。ワンダフル!ポケットにこっそり忍び込まされタイホされたら人生お終いです(文字通りの意味で)。
タダでも行きたくないわ、こんな国!


歴史上の法律にまつわる話も載っているが、日常生活の参考にしようと思って買った本なので、さして興味無し。


日頃新聞やネットを見ない人は、読んでおけば役に立つと思います。しかし、そもそも普段から新聞やネットを見ない人がわざわざこの本を読むかというと…う〜ん。