楊令伝二 辺烽の章

「楊令伝」の第二巻。「幻王」として戦いに明け暮れていた楊令と燕青・武松の再会から話が始まる。


「替天行道」の旗を今は亡き宋江から託された楊令。梁山泊の志を胸に秘めながら、梁山泊には戻らないと宣言する。


二巻で印象に残ったのは、呉用がえらく活躍していることと、「水滸伝」の時と比べてずいぶん人間くさくなっていた事である。梁山泊が陥落する際、死を決意して留まったにも関わらず生き残ってしまった呉用。本来なら既に失ったはずの命を梁山泊軍再起の為に使おうとする呉用の運命は…


第三巻は8月19日発売予定。早く読みたいです。