motoGP第18戦 バレンシアGP

終戦となるバレンシアGP。録画を本日視聴。


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第16戦で負傷したロレンソ選手、第17戦で負傷したエドワーズ選手は今回も欠場。ヤマハワークス・ヤマハサテライト共にレギュラーライダーを1人ずつ欠くこととなった。


予選順位は以下の通り。
ポールポジションストーナー選手(ホンダワークス)※今期12度目
2位:ペドロサ選手(ホンダワークス)
3位:スピーズ選手(ヤマハワークス)
4位:ドプニエ選手(ドゥカティサテライト)
5位:バウティスタ選手(スズキワークス)
6位:ロッシ選手(ドゥカティワークス)
7位:ヘイデン選手(ドゥカティワークス)
8位:ドビツィオーソ選手(ホンダワークス)

11位:クラッチロー選手(ヤマハサテライト)

14位:青山選手(ホンダサテライト)
15位:中須賀選手(ヤマハワークス:ロレンソ選手の代役)
16位:ヘイズ選手(ヤマハサテライト:エドワーズ選手の代役)


スタート後すぐにバウティスタ選手が転倒し、ロッシ選手、ヘイデン選手、ドプニエ選手を巻き込んでしまう。ドゥカティワークスは1周も走らずに全滅。ロッシ選手は今年16年目となるWGPmotoGPキャリアの中で、初めて1勝も出来ずに終わるシーズンとなった。


ストーナー選手、ペドロサ選手、スピーズ選手、ドビツィオーソ選手の順番で走行となる。ストーナー選手はいつも通りのぶっちぎり体勢に入る。一方で2位争いが熱くなる。7周目にドビツィオーソ選手が2位に上がるも、その後はペドロサ選手と激しいバトルになる。


24周目、激しい2位争いを繰り広げるレプソルホンダ勢の後ろでタイヤを温存していたスピーズ選手がペドロサ選手を抜いて3位へ。26周目にはドビツィオーソ選手も抜いて2位に上がる。"コーナリングヤマハ"の面目躍如である。


28周目、降り出した雨でペースダウンしていたストーナー選手がミスした瞬間、すぐ後ろまで詰め寄っていたスピーズ選手がストーナー選手を抜き去り1位に上がる。


最終ラップの最終コーナー、スピーズ選手は先頭で立ち上がるが、RC212Vの加速性能を存分に生かしたストーナー選手が、最後のストレートでまさかまさかの大逆転で見事優勝を飾った。"エンジンパワーのホンダ"の面目躍如である。ヤマハファンの私にとっては惜しい結果となったが、RC212Vの大パワー、そしてそれを生かし切ったストーナー選手のテクニックには脱帽である。


最終リザルトは以下の通り。
優勝:ストーナー選手(今期10度目)
2位:スピーズ選手
3位:ドビツィオーソ選手
4位:クラッチロー選手
5位:ペドロサ選手
6位:中須賀選手

12位:青山選手


ホンダワークスのペドロサ選手を抜き去ったヤマハサテライトのクラッチロー選手、そしてワイルドカード出場で、データ収集以外の事はさして期待されていなかったであろう中須賀選手が驚愕の6位である。終盤の雨はヤマハマシンに対して有利に働いたようだ。ヤマハファンの自分にとってはそれなりに嬉しい結果だった。


・moto2
ブラドル選手(ドイツ:21歳)とマルケス選手(スペイン:18歳)の一騎打ちとなった年間チャンピオンシップ。しかし、マルケス選手は前戦での転倒の影響で欠場し、ブラドル選手の年間チャンピオンが確定した。


高橋選手は予選2位の好位置。レース中も一時は先頭を走るが、転倒しリタイア、そのまま病院に運ばれてしまった。チャンピオンを決めたブラドル選手も転倒リタイアし、ちょっと締まらない結果となった。


・125cc
今回のレースで最終となる125ccクラス。
年間チャンピオンシップはテロル選手(スペイン:23歳)とザルコ選手(フランス:21歳)の一騎打ち状態である。


決勝レースでザルコ選手は転倒しリタイア。その時点でテロル選手の年間チャンピオンが決定した。テロル選手は2位表彰台を獲得し、年間チャンピオンに華を添えた。


125cc最後のレースは、スペインのバレンシアで行われたレースの表彰台を、スペイン人が独占する結果となった。