九月が永遠に続けば
- 作者: 沼田まほかる
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/01/29
- メディア: 文庫
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離婚し、高校生の息子と2人暮らしの中年女性が主人公。離婚した亭主と再婚した女性の連れ子(娘)のボーイフレンドの一人と(うん、訳が分からん)肉体関係を持っている。
ある日、息子がゴミを捨てに行ったまま、ふっと失踪してしまう。その後、身の回りの人間に不幸が起こり…
感じたのは、突然に日常が奪われた時の悲しみ、そして徐々に日常が変わっていく時の寂寥感である。失踪した息子を必死に捜す母の姿が痛々しい。彼女は、真の意味で昔の息子を取り戻せたのか…
…まあ、つまらなくはない、と思う。ただ、文庫とはいえ新品をわざわざ買ってまで読むほどでは…。人から借りる・古本・図書館で借りる等の機会があったら読んでも良いかも。