走行日記(250)H24/2/18 大規模整備完了

本来なら先週の日曜日夕方には終了するはずだった250ccバイクの大規模整備。しかし、さすがに古いバイクだけあり、分解中に破損している部品や折れているネジが次々出てきたとかで、完了が今日まで長引いてしまった。


バイク屋さんへと向かったのは夕方。部品代及び工賃はしめて\157,500-!うぐぅ……


レバー&ペダル位置が変わっているので、試乗してくれとのこと。バイク屋さんの前を通っている国道を走ってみる。アクセルを開けていっても、以前よりエンジン回転数の上がり方が鈍い、のにスピードはどんどん乗っていく。直すまでどんだけクラッチが滑ってたんだよ…。それから、Uターンが滅茶苦茶やりやすくなっててワロタ。講習会通いを止めたのは大分昔の事である。Uターンが少しおっかなくなっていて、腕が落ちたんだなぁと思っていたのだが、実はステムベアリングが駄目になっていただけだったのだ。ただし、バイクの劣化を感じ取れなくなっているのは、やはり腕が落ちたせいかもしれない。


これだけ劇的に良くなってくれれば、\157,500-も高くないと思えてくる。とかく日本人は、新車に対してお金を出すのは厭わなくても、修理にお金を出すのを厭う傾向がある。しかし、機械である以上、メンテナンスにも充分な手間や費用を掛けるのは、必要なことだと思う。


今現在販売されている250ccのバイクは、見るからにプラスティッキーな安っぽい外観で、生産も海外で行われている事が多い。本気で造り込まれた250ccのバイクはヤマハのWRシリーズぐらいだろうか(売れてないらしいが)。


金属の重みを感じられる外観、管楽器メーカーの協力を得て造り込んだエキパイ、心地よいエキゾーストサウンド…今現在の、不当に厳しい騒音規制やコストダウンの嵐に苛まれている250ccクラスでは、2度と作ることが出来ない我が愛車。この味わいを今しばらく楽しみ続ける為なら、多少の費用負担も受け入れることが出来る。問題は、こういった味わいを解さない人が多いことであり、そういった連中が、バイクを、そして車をつまらないものにしているのだろう。


バイク屋さんを辞して、軽く首都高を流す。バイクは絶好調…なのだが、いかんせん寒すぎて長く走る気にならない。指先までかじかんできたので、給油もせずに真っ直ぐ帰宅した。


本日の走行距離 81km(63,008km)