マブラヴ オルタネイティブ インテグラルワークス

トータル・イクリプス」の元ネタであるPCゲーム「マブラヴ・オルタネイティブ」の公式メカ設定資料集。戦術機(戦術歩行戦闘機)の設定は当然のこと、戦術機の成立過程やBETAとの戦いの歴史、原作者及びメカデザイナーへのインタビュー、ハイヴ(BETAの巣のようなもの)の構造、その他色々な設定が記載してあり、さらにショートストーリーも収録されている。


不知火・壱型丙の前面および背面図も収録されており、コトブキヤの不知火を壱型丙カラーで塗りたい人には参考になるのではないかと。
個人的にとても気になっていた武装についても詳しい解説があり、今まで疑問だった点が解決された。
日本帝国の87式突撃砲の36mm用マガジンは何処に付いているのかと思ったら、銃本体の上側に水平に装着されているとのこと。他国の戦術機用突撃砲には見られない装着方式であり、取り回しに有利になっている…そうだが、ジャムが起こりやすそうな配置でもある。現実の自衛隊の装備とは異なりバトルプルーフされているだろうから、問題は起こっていないのだろうが。
予備弾倉を装着している姿が見当たらず、他のロボットアニメのようにお茶を濁しているのかと思ったら、腰の装甲内が予備弾倉の収納スペースとなっていて、片側に36mm用×6及び120mm用×2を装備出来る。87式突撃砲の弾数については詳細が書かれていなかったが、他の突撃砲を参考にするなら、36mmは1弾倉あたり最低でも1,000発、120mmは5〜6発だと思われるので、36mmなら12,000発、120mmは20発以上を携行していると思われる。アニメ「トータル・イクリプス」で描かれた京都防衛戦では、それでも弾切れを起こしている機体がいましたが…


発売されたのが2010年の1月。すでに多くの人が手に取っていると思うが、「トータル・イクリプス」から入った新規ファンが(私もそうですが)また新たに購入することだろう。ちょっとお値段は張りますが、マブラヴ・オルタネイティブの戦術機に興味がある人なら買って損無し。