MC☆あくしず Vol.32
- 出版社/メーカー: イカロス出版
- 発売日: 2014/03/20
- メディア: 雑誌
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今回の巻頭特集は「第二次大戦の重戦車ガールズは絶対砲弾なんかに負けたりしない!」。ティーガーIに代表されるWWIIの重戦車が取り上げられている。ちなみに「砲弾には勝てなかったよ…」等という副題は付いていない模様。
トップバッターは重戦車の代名詞とも言えるティーガーI。重戦車工房さんが萌え美少女化イラストを担当。重戦車というわりには胸部装甲辺りの重厚感が足りないかな…。ちなみにティーガーIのお値段は30万マルクで、今の日本円に換算すると3億円との事。単純比較は出来ないが、10式戦車の調達価格が10億円を切っているそうなので、その性能差を考えると結構割高な気が…
VI号戦車B型ティーガーIIは藤沢孝さんが担当。燃費がリッター200mという超大食らい戦車ならではの(胸部装甲辺りの)重厚感が素晴らしい。他にKV-1、JS-2、M26パーシングといった戦車が取り上げられているが、うーん…
ルノーB1bisも重戦車のカテゴリに入っていて驚き。もっとも、大戦初期にはこの規模でも十分に重戦車だったのだろう。イタリアのP26/40や五式中戦車チリ…これらは「自称」重戦車ですな。誠に遺憾ながら、いずれもM4シャーマンにすら及ばないカス戦車である。さらに言うなら、P26/40は若干数が生産されたものの、五式中戦車は試作車すら完成していないのだから話にならない。
重戦車と言うより、近代的メインバトルタンクの始祖とも言うべきセンチュリオンも取り上げられている。これまたWWIIには間に合わなかった戦車だが…
連載記事では、ワールドバトルフィールドサテライトにて日露戦争を取り上げている。日英同盟や英仏協商によって、イギリスやフランスにも嫌がらせされながらも3万kmもの大航海を成し遂げたバルチック艦隊。平和時なら「よくやった!感動した!」的な話になるところだが、戦時なので最終目的地における海戦に勝たなければ意味が無い。一方の日本海軍は「長い航海でへろへろになったバルチック艦隊を叩くだけの簡単なお仕事」をこなすだけというイージーモード。結果的にせよ何にせよ、外交によって日露戦争に勝利出来た日本。第二次世界大戦でのお粗末な外交上の立ち回りとは大違いである。
次号は6月21日発売予定。「山とか都市とか乱れる主婦とか剛力とか…」???何のこっちゃ???