motoGP第1戦 カタールGP

録画を本日視聴。


ついに開幕した2014年シーズン。第1戦は、ロサイル・インターナショナルサーキットで開催されるカタールGPである。


ヤマハワークスのロレンソ選手による逆襲はあるのか、ロッシ選手の大復活は見られるのか、それとも、ディフェンディングチャンピオンであるホンダワークスのマルケス選手が再び強さを見せるのか…楽しみがいっぱいである。


さて、本年度のmotoGPレギュレーションだが、以下の通りである。


A.ファクトリー(ホンダ及びヤマハ
エンジン台数:5
制御コンピューター:独自
燃料:20リットル
タイヤ:固さでハンデ有り


B.???(ドゥカティ専用クラス)
エンジン台数:12
制御コンピューター:独自
燃料:24リットル
タイヤ:柔らかいタイヤ使用可


C.オープンクラス(ファクトリー以外)
エンジン台数:12
制御コンピューター:共通
燃料:24リットル
タイヤ:柔らかいタイヤ使用可


・・・え?(困惑)


理解に苦しむのがBのドゥカティ専用クラス。エンジン台数や燃料・タイヤで優遇されながら制御コンピューターも独自の物が使えるなど、全クラスで最も優遇されている。これははっきりいってズルに近い…もとい、ズルそのものである。ドゥカティは実力では無く、政治力によって勝利を盗もうとしている。恥ずかしいと思わないのか。
こんな恥知らずのメーカーが作ったバイクに乗るなんて、私には恥ずかしくて出来ない。私は今後、このメーカーのバイクに対して敬意を示すことはおそらく無いだろう。


気を取り直して、予選順位は以下の通り。
ポールポジションマルケス選手(ホンダワークス)
2位:バウティスタ選手(ホンダサテライト)
3位:スミス選手(ヤマハサテライト)
4位:ドビツィオーゾ選手(ドゥカティ
5位:ロレンソ選手(ヤマハワークス)
6位:ペドロサ選手(ホンダワークス)
7位:ブラドル選手(ホンダサテライト)
8位:クラッチロウ選手(ドゥカティ
9位:A.エスパルガロ選手(オープンクラス
10位:ロッシ選手(ヤマハワークス)
11位:イアンノーネ選手(ドゥカティ
12位:P.エスパルガロ選手(ヤマハサテライト)
13位:ヘイデン選手(オープンクラス
14位:エドワーズ選手(オープンクラス
15位:青山選手(オープンクラス


決勝では、素晴らしいスタートを決めたロレンソ選手がホールショットを奪う。スミス選手、ブラドル選手、マルケス選手、ドビツィオーゾ選手、11位からジャンプアップのイアンノーネ選手が続く。


素晴らしいスタートを決めたロレンソ選手だが、1周目でいきなり転倒!なんじゃこりゃあっ!決勝レースでのロレンソ選手の転倒は本当に珍しい。2014年シーズンは残念なスタートになってしまった。


2周目、ホームストレートでマルケス選手がスミス選手を抜いて2位へ。4位走行と大健闘していたイアンノーネ選手が転倒。残念!


6周目、マルケス選手がミスし、順位を上げてきたバウティスタ選手に2位を奪われるが、次の周回ではバウティスタ選手がミスし、マルケス選手が抜き返す。バウティスタ選手は、この後もロッシ選手、スミス選手、ペドロサ選手に抜かれてしまう。


8周目、ロッシ選手がマルケス選手から2位を奪い、復活を観客にアピール。大歓声を上げる観客達。


9周目、マルケス選手がロッシ選手を抜き返し、再び2位へ。トップを走行していたブラドル選手が転倒リタイア。初優勝の目もあったのに、実にもったいない。ロッシ選手がマルケス選手を抜き返し、久々にトップを走る。


14周目、マルケス選手がロッシ選手を抜いてトップへ。


残り4周、一時期ペースを落としていたバウティスタ選手だが、追い上げてきてペドロサ選手をパス、3位に順位を上げる。スミス選手が転倒リタイア。好位置に付けていたのに、実にもったいない。


残り2周、バウティスタ選手が転倒。好位置に付けていたのに、実に(ry


…というか、転倒多すぎである。聞けばロサイルサーキットは普段あまり使われていない為、レコードライン以外の場所は砂が残っていたりしてグリップがよろしくないのだとか。事情はあれど、コースコンディションはもっとしっかり確保して頂きたい。ファンはバトルが見たいのであって転倒祭りが見たいわけでは無いのだから。


ロッシ選手がアタック、マルケス選手を抜く…が、マルケス選手もすぐさま抜き返す。35歳(ロッシ選手)と21歳(マルケス選手)、伝説となった男とこれから伝説を作る男が激しいバトルを繰り広げる。


最終リザルトは以下の通り。
1位:マルケス選手
2位:ロッシ選手
3位:ペドロサ選手
4位:A.エスパルガロ選手(!)
5位:ドビツィオーゾ選手
6位:クラッチロウ選手

8位:ヘイデン選手
9位:エドワーズ選手

11位:青山選手


バトルを制したのはマルケス選手。2年連続チャンピオンに向けて幸先の良いスタートとなった。2位のロッシ選手は最終的に及ばなかったものの、最後までマルケス選手に食い下がるしぶとさを見せ、復活をアピールした。4位のA.エスパルガロ選手はオープンクラス最上位。見事である。
そして、インチキレギュレーションに守られていながら、ファクトリーはおろかオープンクラスにも負けたドゥカティ…惨めで無様である…


・moto2
日本人期待の中上選手は予選3位。ホールショットを奪いしばらくトップを快走するが、ラバト選手に抜かれて2位フィニッシュ…したのだが、車両規定違反があったとのことで失格となってしまった。詳細はよく分からないが、残念な話である。
長嶋選手は21位。


・moto3
フルエントリーの日本人選手がいなくなってしまったmoto3。motoGPに出場しているマルケス選手の弟さんが2位フィニッシュだそうです。