映画 たまこラブストーリー

TVアニメ「たまこマーケット」の続編にあたる劇場映画。


高校3年生になったたまこ達。もち蔵は、映画の勉強をするため東京の大学に進学することを決意する。しかし、そうなれば地元を離れることになり、たまことも離ればなれになってしまう。
たまこに想いを伝えると決心したもち蔵は、思わぬ人物の後押しもあり、ついにたまこに告白をする。単なる幼馴染みだと思っていたもち蔵からの告白に、たまこは…


「たまこマーケット」が「今日と変わらない明日が来るものがたり」なら、「たまこラブストーリー」は「今日とは違う明日へ向かうものがたり」である。もち蔵はうさぎ山商店街から飛び出すことを選んだ。他の友人達もそれぞれに進路を思い描いている。たまこはもち蔵や友人達が変わっていくことに対して恐れおののくが、多くの物を見聞きし、それらを受け入れられる心境へと変化していく。


話の内容はとても素晴らしかったと思うし、劇場へ見に行って良かったと思っている…が、大画面の迫力や臨調感で押すタイプの内容ではないので、ブルーレイをレンタルしてきて自宅で見れば充分と思う人もいるだろう。その方がじっくり見られるし。


なお、同時上映「南の島のデラちゃん」は、同時上映と言うよりおまけアニメと言っていいくらいの短編。要は「デラやチョイ、メチャも元気でやってるよー」と伝える為の作品である。


あと、パンフレットの最後のページ…これは、わざわざ1,000円も出してパンフレットを買った人に対するサービスなのかな?本編を見た後にこのページを見ると、ついニヤニヤしてしまう。


「たまこマーケット」が大好きだった人は見に行って損無し。そこそこ好きだったけど劇場に行くほどじゃ無いな…てな人はレンタルになるのを待ってどうぞ。