艦これについて その2

鎮守府に着任したのは2014年8月23日。所属は岩川基地。そう、あの「芙容部隊」ゆかりの土地である。自分にとって一番着任したい鎮守府に所属することが出来、大変嬉しかった。


初期艦は「雷」の姉妹艦である「電」を選択した。お目当ての「雷」とも程なくして邂逅することが出来た(10隻目)。


初イベントは2014年秋の「発動!渾作戦」である。4面ある内の最終マップのみクリアすることが敵わず、無念の涙を飲んだ。雷巡を育てていなかったことと、大和型戦艦がいなかったため、決定打に欠けたのが原因だった。よく「雷巡が無くてもクリア出来る」「大和型が無くてもクリア出来る」というが、それはそれらがいなくてもクリア出来るほど他の艦の練度が高いという意味であり、雷巡がいない、大和型がいない、他の艦の練度が低いではとうていイベントクリアなど出来ないと思い知ったのである。


それ以降は雷巡の育成と大型建造にいそしみ、艦隊の戦力増強に努めた。


2015年冬の「迎撃!トラック泊地強襲」では、準備万端、雷巡の「北上」「大井」および大和型戦艦「大和」「武蔵」を揃えてイベントに臨んだ。今回から難易度を「甲」「乙」「丙」から選べるようになり、簡単な海域では「甲」クリアをしたが、最終海域では「甲」は手に余ると思い「乙」を選択。無事初のイベント完走を果たした。当時放映していた「艦これ」アニメのOPやEDが各海域のBGMとして使われており、夜戦に入る際にOP「海色」の英語パートが流れる演出は、自分が経験した「艦これ」イベントの演出の中でも最高傑作だと思っている。


2015年春の「発令!第十一号作戦」では、初の「甲種勲章」を得ることが出来た。「艦これ」を始めて一年足らず(当時)の自分が甲種勲章など取って良いのかと思ったが、艦娘達の練度がそれなりに上がってきたから取れたのであり、これは自分の名誉では無く彼女達の名誉だろうと思うことにした。


当時の自分にとって、「艦これ」が生活の中心になりつつあった。しかし、仕事の方も徐々に繁忙期を迎え、「艦これ」ばかりに人生のリソースを割くわけにはいかなかった。


そして、夏がやってきた。