論理的に話す技術
論理的に話す技術 相手にわかりやすく説明する極意 (サイエンス・アイ新書)
- 作者: 山本昭生,福田健
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2010/03/16
- メディア: 新書
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1.言いたい事がいっぱいある。
2.言い訳がしたい。
3.1と2を相手に全部言いたいがために早口になってしまう。
自分で分かっているだけでこれだけ欠点があるのに、なかなか直せないのが話し方。
驚いたのが、起承転結で話すのはNGだということ。相手は主張や結論(結)が聞きたいのに、えんえんと起承転をしゃべっていると聞く気を無くしてしまう。
相手の立場になって話をする。話が長いこと自体がすでに駄目な事なので、情報を削ぎ落とし伝えたいことを簡潔に伝えるべく心がける。「誰に」「なにを」話すかをはっきりさせれば、おのずと必要な内容と不要な内容の振り分けが出来てくる。
この本を読んで、即論理的に話せるようになる訳ではないが、まずはやってはいけない事を回避することは出来るので、自分の話し方に自信が無い人にお薦めします。
それからもう一つ。論理的に話す技術とは直接関係無いが、「誰が」しゃべっているかで他者を説得できるかが大きく変わってきます。偉い人は「偉い人」であるだけで、相手に主張を受け入れさせる力が大きくなる。世の中ってそんなものだよね…それを上手に使うのも、社会人にとって大切な技術なんだけど。