モデルアートプロフィール航空自衛隊T-2/F-1

MODEL Art (モデルアート) 増刊モデルアートプロフィール 2011年 02月号 [雑誌]

出版社/メーカー: モデルアート社
発売日: 2011/01/20
メディア: 雑誌
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発売を楽しみにしていた本が店頭に並んでいたので購入。
例によって、模型作りの資料としての側面が強いので、細部の写真が充実している。

読み物としては、渡辺悟志さん（元航空自衛隊の整備士で、現在はSTUDIO Rose Ridgeのデカールでおなじみ）のT-2整備に関する記事が面白かった。T-2は基本的にグロス塗装なので、模型を作る場合もウェザリングは控えめで良いとのこと。

武装に関しては、自分のようなヌルヲタでも既知の内容ばかり。と言うのも、F-1は装備できる武装が非常に限られているため、過去の書籍で充分語り尽くされているから…

飛行教導隊に導入されたT-2の特別塗装にも触れられている。飛行教導隊の特別塗装に関しては、既に「モデリング JASDFブック１飛行教導隊のT-2/F-15」で詳細に解説されているが、さりげなく新ネタが入っていたりして侮れない。制空迷彩を施されたまま飛行開発実験団に配置替えされた機体があったなんて初めて知りました。

その他の特別塗装や記念塗装に関してはほとんど触れられていない。あくまでこの本はディテール重視で、記念塗装等は「世界の傑作機」や「自衛隊の名機シリーズ T-2/F-1」を見て下さいということか。それはそれで棲み分けが出来て良いと思う。

作例はハセガワの1/48のみ（えー）。ハセガワの1/72に関しては、出来がアレだという評判なのでオミットしたのだろうか。プラッツの1/144は、モデルアート本誌の方で秋山いさみさんが飛行教導隊機を作っていたので、それを収録して欲しかった。

T-2/F-1が好きな人は当然買いでしょう。ただ、ハセガワ1/72の作例を期待していた人はがっかりかも。

※以下はT-2/F-1に関する発売済みの本です。