motoGP第15戦 日本GP

栃木県にあるツインリンクもてぎで開催された日本GP。隣の県で起こった原子力発電所事故が今だ収束していない現状で、開催を強行した主催者側の見識には疑問符が付くが…
放映を本日視聴。


motoGP
予選順位は以下の通り。
ポールポジションストーナー選手(ホンダワークス)※今期10度目、4戦連続
2位:ロレンソ選手(ヤマハワークス)
3位:ドビツィオーソ選手(ホンダワークス)
4位:ペドロサ選手(ホンダワークス)
5位:スピーズ選手(ヤマハワークス)
6位:シモンチェリ選手(ホンダサテライト/セミワークス)
7位:ロッシ選手(ドゥカティワークス)

10位:クラッチロー選手(ヤマハサテライト)
11位:青山選手(ホンダサテライト)
12位:ヘイデン選手(ドゥカティワークス)

14位:エドワーズ選手(ヤマハサテライト)

16位:秋吉選手(ワイルドカード出場:ホンダサテライト)

18位:伊藤選手(ワイルドカード出場:HRC)


ロレンソ選手には、年間チャンピオンを考えるとストーナー選手に対して一矢報いて欲しいところ。最近予選が全く振るわなかったロッシ選手が7位とまずまずのポジション。青山選手は、ホームのグランプリであることを考えると今ひとつな順位。
最後尾の伊藤選手はストーナー選手と4.704秒差。とても勝負にはならないが、自身も東日本大震災を被災した齢44歳の男が被災者を励ますために参戦を決意したとあらば、今回のレースにもっとも相応しい存在と言えるのではないだろうか。


ホールショットはストーナー選手。ペドロサ選手、ドビツィオーソ選手が続きレプソルホンダ1・2・3体勢を築く。4位は2つ落としたロレンソ選手。なんと、ロッシ選手がスピーズ選手を巻き添えに転倒し、リタイアしてしまう。スピーズ選手は再び走り出すが、順位を大幅に下げてしまう。


3周目、ドビツィオーソ選手がペドロサ選手を抜いて2位に。クラッチロー選手がコースアウトするも再びコースに戻る。
ここで、ドビツィオーソ選手・シモンチェリ選手・クラッチロー選手にジャンプスタートの裁定が。ペナルティが課せられる事になる。


4周目、ストレートで振られたストーナー選手がその後のコーナーでコースアウト。コースに戻ることは出来たが7位まで順位を落とす。ドビツィオーソ選手は1位に。


5周目、ドビツィオーソ選手、シモンチェリ選手、クラッチロー選手がペナルティのピットスルーを行う。順位はドビツィオーソ選手:10位、シモンチェリ選手:11位、クラッチロー選手:16位まで落ちる。
1位ペドロサ選手、2位ロレンソ選手という順位に。


10周目、追い上げてきたストーナー選手が強引にヘイデン選手を抜いて4位へ。アクシデントが起きなくて良かったが、チャンピオンシップを争うライダーとしてはちょっと軽率なのでは。


11周目、ストーナー選手に抜かれたのがショックだったと言うわけでは無いだろうが、ヘイデン選手がコースアウト。ストーナー選手は頑張って3位を走っていたスズキワークスのバウティスタ選手を抜いて3位へ。その後、バウティスタ選手は転倒リタイア。ストーナー選手は疫病神か何かか?


順位が固定化してしまった上位陣とは裏腹に、ドビツィオーソ選手とシモンチェリ選手の4位争いが熾烈になってくる。というか、ペナルティを受けて10位・11位まで落ちてたのにここまで上がってきたのね…他のライダーとは、バイクもライダー本人も桁違いのポテンシャルだということか。ラスト2周でシモンチェリ選手がドビツィオーソ選手を抜いて4位へ。


最終リザルトは以下の通り。
優勝:ペドロサ選手
2位:ロレンソ選手
3位:ストーナー選手
4位:シモンチェリ選手
5位:ドビツィオーソ選手
6位:スピーズ選手
7位:ヘイデン選手
8位:エドワーズ選手
9位:青山選手

12位:秋吉選手
13位:伊藤選手


コースアウトしたのに3位まで戻ってきたストーナー選手、ロッシ選手の転倒に巻き込まれて最下位まで落ちたのに6位まで戻ってきたスピーズ選手…全く凄い。乗れている選手は多少のアクシデントも跳ね返してしまうのか。


チャンピオンシップは相変わらずストーナー選手がトップ。ロレンソ選手が詰め寄ったといっても僅かなポイントでしかない。残り3戦、ロレンソ選手の逆襲はあるのか(事ここに至っては余り期待出来ないが…)


・moto2
高橋選手は予選5位。小山選手は予選33位。


レースでは両者ともコースアウトし順位を大幅に下げてしまう。優勝はホールショットを奪った後に怪走を見せたイアンノーネ選手。高橋選手は30位、小山選手は28位だった。


・125cc
ワイルドカードで5名の日本人が出場。最上位は大久保選手の17位だった。