motoGP第4戦 フランスGP

録画を本日視聴。
ル・マンサーキットで開催されるmotoGP第4戦。飛び込んできたのは思わぬ発表だった。


motoGP
ストーナー選手、今期を以て引退…
15歳で世界選手権に参加し始め、今まだ26歳という若さのストーナー選手。まだまだ先がある選手の、突然の引退表明には非常に驚かされた。
「このスポーツは大きく変わってしまった。楽しめなくなって情熱を失ってしまいました。」
今期のチャンピオン最有力候補が「楽しめなくなった」って…motoGPの世界には、余人にはうかがい知れない闇があるのだろうか。


予選順位は以下の通り。
ポールポジション:ペドロサ選手(ホンダワークス)
2位:ストーナー選手(ホンダワークス)
3位:ドビツィオーソ選手(ヤマハサテライト)
4位:ロレンソ選手(ヤマハワークス)
5位:クラッチロー選手(ヤマハサテライト)
6位:スピーズ選手(ヤマハワークス)
7位:ロッシ選手(ドゥカティワークス)

11位:ヘイデン選手(ドゥカティワークス)


ホンダワークス勢が1位2位を占める。ドビツィオーソ選手は、ワークス勢を抑えての3位フロントローエドワーズ選手は、今回も欠場。


コースコンディションは雨。悪天候はバイクの差を小さくし、ライダーの技術がより出やすくなる。ロッシ選手は期するものがあるだろう。


ホールショットはペドロサ選手が奪う。ストーナー選手、ロレンソ選手、ドビツィオーソ選手、ロッシ選手、クラッチロー選手と続く。ロレンソ選手が最初からハイペースで走り、ストーナー選手、ペドロサ選手を抜いてトップへ。ロッシ選手もドビツィオーソ選手を抜いて5位に上がる。


2周目、ストーナー選手がペドロサ選手を抜いて2位へ。続く3周目には、ペドロサ選手はロッシ選手にも抜かれて4位へ落ちる。ロッシ選手は久々の表彰台圏内に入る。


地上波ワープして9周目。ペドロサ選手は6位まで転落。順位は先頭からロレンソ選手、ストーナー選手、ロッシ選手、ドビツィオーソ選手、クラッチロー選手の順である。


10周目、クラッチロー選手がドビツィオーソ選手を抜いて4位へ。


13周目、クラッチロー選手はロッシ選手に襲いかかり3位を奪う。ロッシ選手はドビツィオーソ選手にも抜かれて5位へ後退。ドビツィオーソ選手はロッシ選手を抜いた勢いのままクラッチロー選手も抜いて3位に躍り出る。激しい3位争いだが、ヤマハサテライト同士で絡んでリタイアだけは避けて欲しい。


15周目、一時はペースダウンしたかに見えたロッシ選手が盛り返してクラッチロー選手を抜き去る。ロッシ選手は4位、クラッチロー選手は5位へ。


19周目、ロッシ選手、ドビツィオーソ選手と3位を争っていたクラッチロー選手がスリップダウン、転倒。コースには復帰できたが8位まで順位を落としてしまう。ペースアップしたロッシ選手はドビツィオーソ選手を抜いて3位へ。


26周目、ドビツィオーソ選手が転倒コースアウト。コースに戻るも順位を落とす。一方、2位のストーナー選手と3位のロッシ選手の間隔が詰まり、2位争いが勃発する。


ストーナー選手とロッシ選手のバトルを見ていて思ったのだが、シェイプされたホンダのマシンに比べて、ドゥカティのマシンはうすらデカくて締まりがなく、見るからに鈍重そうである。イタリアンデザインは何処行った?外見の大きさ的にはドゥカティヤマハ>ホンダといったところか。


最終ラップ、満を持してロッシ選手がストーナー選手から2位を奪う。チャンピオンシップを考慮せざるを得ないストーナー選手と、失う物は何もないロッシ選手。ロッシ選手の気合い勝ちである。


最終リザルトは以下の通り。
優勝:ロレンソ選手
2位:ロッシ選手
3位:ストーナー選手
4位:ペドロサ選手

7位:ドビツィオーソ選手
8位:クラッチロー選手


優勝は、終始独走態勢を築いたロレンソ選手。2位に、駄馬を雨の魔法で駿馬に変えて見せたロッシ選手。まるで優勝したかのようなはしゃぎっぷりが印象的だった。ペドロサ選手は地味に走り続けて4位だったが、ホンダワークスがそんな走りでよいのだろうか…


今回の走りをもって、ロッシ選手が復活したとするのは早計だろう。晴れればまたバイクの差がものを言う事になる。ドライでも今回のようなパフォーマンスを発揮出来たときこそが、ロッシ選手の真の復活となるだろう。


・moto2
高橋選手は予選20位→決勝18位。中上選手は予選24位→決勝リタイア。


・moto3
藤井選手は決勝リタイア。