MYKデザイン 【在日米軍戦術電子戦飛行隊 今昔物語】&航空自衛隊 T-2ブルーインパルス”ファイナルフライト”
MYKデザインさんから7月に発売された、米海軍所属のEA-6B&EA-18G用デカール。EA-18Gを装備したVAQ-141の厚木基地配備にかこつけての発売だと思うが、同時に長らく厚木の空を賑わせてくれたVAQ-136所属のEA-6B用デカールなどもラインナップされている。
EA-6Bプラウラー VAQ-136「アメリカ海軍航空100周年」
VAQ-136のCAG機を再現出来るデカール。「アメリカ海軍航空100周年」と謳っているが、100周年を感じさせるマーキングは機首の脇にちょこんとあるだけで、基本的には通常のCAG機と大差ないと思って良い。
電子妨害ポッド用のデカールが完備しているのが良い(翼下用のALQ-99ハイバンド電子妨害ポッド×4・胴体下のALQ-99ローバンド電子妨害ポッド×1)。
AE-6Bプラウラー VQA-141 シャドウホークス「岩国2007」
EA-6Bを装備していた頃のVAQ-141が岩国基地に展開した際の機体が3機4種(ビューロナンバー158542の機体が2種)再現出来るようになっている。
ビューロナンバー158542の機体は「フランケンプラウラー」というあだ名が付いているそうで、なんでも3機からパーツ取りをして3コ1した機体なんだとか…
下の小さな台紙のデカールは初回特典で、フランケンプラウラーがVMAQ-1という海兵隊の電子戦飛行隊に装備された際のマーキングが再現出来る。フランケンプラウラーだけで3種のマーキングが再現出来るわけで、その愛情の一部でもVAQ-136のロービジ機にですね…
あと、何気に電子妨害ポッド用のデカールが付いていない。対応は「見なかったことにする」か、そうでなければ上で紹介したVAQ-136用デカールから持ってくるのが良いかと。
EA-18Gグラウラー VAQ-141 シャドウホークス「極東のグラウラー」
勢いでつい買っちゃった困ったちゃん。困ったちゃんと言ってもデカールに問題があるのではなく、貼るべき対象が無いことが問題である。
今現在、EA-18Gの1/144キットはドラゴンから発売されているが、きちんとした量産型のEA-18Gにするにはそれなりの改造が必要である。ドラゴンが心機一転してきちんとしたグラウラーを出してくれるか、もしくはアルジャーノンプロダクトがJWingsシリーズで発売してくれると嬉しいのだが…
ALQ-99ローバンド電子妨害ポッド用デカールが付属していないのは、ドラゴン製EA-18Gにローバンド電子妨害ポッドが付属していないからか。
こちらは直販キャンペーンのデカール。以前紹介したUCCのブルーインパルス用デカールのような販促品である。
ハセガワから発売されている1/72スケールのEA-18GにはVAQ-141所属機が再現出来るデカールが収録されているのだが、残念なことに厚木基地に配備される前のマーキングである。しかし、この販促デカールを使用すれば、厚木基地仕様にすることが出来る。ひょっとしたら、こちら目当てで仕方なく1/144デカールを買う人がいるかもしれないくらい有り難いアイテムである。本当はハセガワさんがデカールを厚木仕様に切り替えてくれればいいのだが、あんまり期待出来ないからな…
こちらは新製品ではないのだが、前から欲しいと思っていたデカール。
「ファイナルフライト」と銘打っているものの、T-2ブルーインパルス運用機の全てのシリアルが収録されており、さらにブルーインパルスが機種転換を行った後、飛行開発実験団に配属された機体のマーキングまで入っているという、T-2ブルーインパルスに関してはこれ1枚でおおむねOKなデカールである。
1機分ではあるが、塗り分け部のデカールも入っているので、ベースカラーの濃いブルー(とレドームの黒や金属部分)を塗った後にこのデカールを貼れば気軽にT-2ブルーインパルスを作製することが出来る(と言うほど簡単ではないだろうが…)。
素晴らしいデカールをこれだけ買い込んだのに、今手を付けているのは攻撃機コレクションのAV-8Bなので、これらのデカールの出る幕がない。と言うわけで、例によってそっと積んでおくのであった…