Battleship Girl -鋼鉄少女- 4巻

Battleship Girl -鋼鉄少女- 4巻 (ガムコミックスプラス)

Battleship Girl -鋼鉄少女- 4巻 (ガムコミックスプラス)

台湾の漫画家が描く、萌え美少女化された軍艦(や飛行機)が活躍するマンガの第4巻。表紙は神通親分。


機関部を損傷し、身動きが取れなくなった飛龍を魚雷で処分した野分。かつて飛龍先生に教えられた「駆逐艦の務め」を忠実に実行した野分だが、恩師を自らの手に掛けたことに苦悩する。


大東日の残存部隊を駆逐すべく戦いを続けようとするヨークタウン。しかし、手負いの彼女も忍び寄った伊168が放った酸素魚雷によって、ついに力尽きる。


戦いに敗れ帰還した第二水雷戦隊。しかし、彼女たちは帰還した基地で「スターズと最後まで死闘を演じた第二水雷戦隊」として歓迎される。華やかに行われる戦勝祝い。野分は勲章まで授与されるが、すべては不様な敗戦を隠蔽するための仕業だった。


嘘まみれの勲章を屈辱の象徴として投げ捨てようとする野分。しかし、シャルンホルストに「この屈辱を忘れないため身近に置け。今の無力感を糧に成長しろ。」と諭される。


一方、高雄はアリューシャン列島方面の作戦に参加する。深い霧が大東日とスターズの両方を惑わすが…。本作品でのアホの子担当であるミズーリちゃんが出てくるだけあって、久しぶりのお気楽パートである。


ミッドウェイでの敗戦を機に旗艦を返上した大和。失われた空母達、そして戦いの様式が砲戦から航空戦へと移りつつあることを悟り、気力を失いつつあった。そんな彼女を励ますべく、雪風は夜の海に大和を呼び出す。


技術局での任務を完了したシャルンホルストが帰国することになる。そしてなんと、次巻からヨーロッパ編へ!シャルンホルストはもちろんのこと、フッド、デ・ロイテル(って誰…?調べたらオランダ海軍の軽巡洋艦だとか)そしてドイツ海軍の雄、ビスマルクの登場が予告されている。雪風達大東日組とはしばしのお別れだが、母国に戻ったシャルンホルストの活躍が楽しみである。