motoGP第18戦 バレンシアGP

録画を本日視聴。


motoGP終戦バレンシアGP。すでに年間チャンピオンはヤマハワークスのロレンソ選手に決定しているが、だからこそチャンピオンシップを気にしない激しい争いが期待出来る。


motoGP
予選順位は以下の通り。
ポールポジション:ペドロサ選手(ホンダワークス)
2位:ロレンソ選手(ヤマハワークス)
3位:ストーナー選手(ホンダワークス)
4位:クラッチロー選手(ヤマハサテライト)
5位:ブラドル選手(ホンダサテライト)
6位:ドビツィオーゾ選手(ヤマハサテライト)
7位:ヘイデン選手(ドゥカティワークス)
8位:バウティスタ選手(ホンダサテライト)
9位:バルベラ選手(ドゥカティサテライト)

11位:ロッシ選手(ドゥカティワークス)

14位:エドワーズ選手(CRT)

16位:中須賀選手(ヤマハワークス、スピーズ選手の代役)

21位:青山選手(CRT)


今回は日本人が2人もエントリーしている。青山選手はCRTなので、多くは期待出来ないが…


コースコンディションは雨上がりの非常に難しい状況。せっかくポールポジションを取ったペドロサ選手だが、スリックタイヤを履いた車両に交換するため、ピットスタートを選択する。


ホールショットはなんと予選9位のバルベラ選手。その後ろにCRTのエスパルガロ選手、ロッシ選手、ストーナー選手と続く。これらのライダーはレインタイヤを選択し、スリックタイヤを選択したロレンソ選手は出遅れてしまう。エスパルガロ選手はバルベラ選手を抜き、おそらくCRT勢で初めてmotoGPのトップを走る。


ドビツィオーゾ選手がストーナー選手を抜いて4位へ。ロッシ選手は2位のバルベラ選手を抜きに掛かるがコーナーで大回りし、ドビツィオーゾ選手とストーナー選手に先行を許す。バルベラ選手はロッシ選手に付き合ってしまい、5位まで転落する。


3周目、ドビツィオーゾ選手がエスパルガロ選手を抜いてトップへ。


4周目、スリックタイヤを履いたロレンソ選手がロッシ選手を抜いて4位へ。路面が乾き始めてペースが落ちる一方のレインタイヤ勢に対し、スリックタイヤを履いたライダー達が逆襲を始める。エスパルガロ選手がドビツィオーゾ選手を抜いて再びトップへ。ロレンソ選手はストーナー選手、ドビツィオーゾ選手、エスパルガロ選手を立て続けに抜き去り一気にトップへ上がる。ドビツィオーゾ選手とストーナー選手はたまらずピットイン。オーダーはロレンソ選手、エスパルガロ選手、ロッシ選手となる。


5周目、ロッシ選手がエスパルガロ選手を抜いて2位に上がるが、ロレンソ選手同様最初からスリックタイヤを履き、どんどんポジションアップして来た中須賀選手がロッシ選手を抜いて2位へ。


6周目、ピットスタートから追い上げてきたペドロサ選手が中須賀選手を抜いて2位へ。ロッシ選手はスリックタイヤを履いたマシンに乗り換えるためピットイン。


この時点での順位はロレンソ選手、ペドロサ選手、中須賀選手、ブラドル選手、クラッチロー選手。


9周目、ブラドル選手が中須賀選手を抜いて3位へ。中須賀選手は4位に後退。残念ながら、やはりスピードが違うと言わざるを得ない…が、なんとブラドル選手は次の10周目に転倒リタイア。激しく悔しがるブラドル選手。


13周目、クラッチロー選手が中須賀選手を抜いて3位へ。中須賀選手は表彰台に変な色気を出さないで、確実に4位を取って欲しい。代役のライダーにとって、4位だって充分に立派な順位である。ペドロサ選手は脅威のペースでロレンソ選手に詰め寄るが、ミスをしてコースを外れ、タイムロスしてしまう。


14周目、周回遅れに行く手を阻まれるロレンソ選手。ちょっと無理目に周回遅れを抜いていくが、何台目かの周回遅れを抜こうとしてバランスを崩し、何と転倒リタイアを喫してしまう。ペドロサ選手のハイペースを怖れたとはいえ、何故ストレートまで待てなかったのか。前戦までの、チャンピオンシップありきの守りのレースにフラストレーションを感じていたのだろうか。


残り7周、2位を単独走行していたクラッチロー選手が転倒リタイア。


残り2周、ストーナー選手がバウティスタ選手を抜いて3位へ。


最終リザルトは以下の通り。
優勝:ペドロサ選手
2位:中須賀選手(!!!!!!!!!!)
3位:ストーナー選手
4位:バウティスタ選手

13位:青山選手


ペドロサ選手は年間チャンピオンを獲得したロレンソ選手の年間6勝を超える年間7勝を達成、意地を見せた。ストーナー選手は表彰台を獲得し、引退レースに華を添えた。


そして、何と言っても中須賀選手!荒れたレースはダークホースが上位進出しやすいとはいえ、そのチャンスをきっちりもぎ取った走りは実に素晴らしい。代役出場ライダーが2位獲得とは出来すぎである。ロレンソ選手やクラッチロー選手が転倒リタイアしてしまう中、ヤマハ陣営の面目を保った。


・moto2
中上選手は予選3位で上位進出が期待されたが、決勝ではリタイア。高橋選手は14位、小山選手は18位。


・moto3
藤井選手は23位。