震える牛
- 作者: 相場英雄
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2013/05/08
- メディア: 文庫
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捜査を進めていくにつれ、大手GMS(総合スーパー)のスキャンダルや、食の安全といった問題が徐々に明らかになっていく…
主人公が聞き込み捜査を行うべく地方都市へ赴くが、そこで目にするのはどこでも同じような風景を現出させる大型ショッピングセンターと、それによって衰退した地元の商店街である。その土地ならではの風情が失われ、資本の渦が人々を巻き込んでゆく。
そして、作中に登場する、怪しげな食材を生成する機械…某大手小売業者のPB商品に厨獄の怪しい材料が使われているなどと言われている昨今、単なる作中の描写だと笑って済ませる事は出来ない。
今度WOWOWで連続ドラマ化されるそうだが…題材的に地上波では難しいかな?