センチュリーコレクション F-105Dサンダーチーフその2

カフェレオJWings3 ベトナム航空戦のF-105Gと比較してみる。


機首。上:センチュリーコレ F-105D 下:JWings3 F-105G


爆撃機としてのF-105Dを象徴する武装がマルチエジェクターラックに満載されたM117orMk.82爆弾なら、戦闘機としてのF-105Dを象徴するのがM61A1"バルカン" 20mm機関砲である。F-105Dが撃墜した25機中、サイドワインダーを使用して撃墜(20mm機関砲と併用も含む)したのはわずか3機。空対空戦闘においては、M61A1こそがF-105Dのメインウェポンだったのだ。


センチュリーコレは砲口のモールドは有るものの、彫りは浅く塗装もされていないので影が薄い。せめて塗装だけでもされていれば印象が違っただろうに。
JWings3は砲口が深く掘り下げられ、なおかつ塗装もされている。「ここに20mm機関砲が有ることをアピールしたい!」という開発者の情熱を感じさせる。


センチュリーコレは塗り分けもおかしい。下面塗装がこれほど大きく波打ったように塗り分けをされた機体の写真は見たことがない。大抵の場合、JWings3のような、どちらかといえば直線的な塗り分けをされている。


機体後部。上:センチュリーコレ F-105D 下:JWings3 F-105G


センチュリーコレはエアブレーキの隙間が抜けていない。一方、JWings3の方はきっちりと抜けている。モールドも細かい。


もっとも、上記の点は些事に過ぎない。




本当の地獄はこれからだ…


排気ノズルを後方から。まずはJWings3。

縁が薄くシャープに成形されている。


そして、センチュリーコレ。


「こりゃねーよ!!」
16:9の画像を間違って4:3で表示しているわけではない。排気ノズルが楕円になってしまっているのだ。チョコエッグだってノズルくらいはちゃんと真円に成形するよ。縁が分厚すぎとかがどうでも良くなるような酷い出来。
これに気付いた時はさすがに「エフトイズのセンチュリーコレ担当さん、頭大丈夫ですか?」と思わずにはいられなかった。
格好悪くて後ろ向きに飾れないな…


正直言って、センチュリーコレのF-105Dに関してはテンションが下がりまくり。
今は、JWings4+の方を優先して組もうかなと思っている。


嗚呼、アルジャーノンプロダクトさんあたりが"ちゃんとした"F-105Dを出してくれないだろうか!